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今日は暇に任せて書きましたよ、長くなりましたが、覚悟してね。 こんにちは、古木恵美子です。 「ねえねえ、お姉さん、お正月にぴったりの映画やっているよ、見に行かない」 例によって、妹の春奈が、パソコンからコピーしました、映画のラインナップを持ってきました。 「どんな映画なの」と、見ますと、「K-20 怪人二十面相・伝」とありました。 この題名を見まして、とても懐かしい思いが浮かんできました。 私が小学校の高学年の頃でしたか、家に江戸川乱歩の小説が沢山ありました。 どの本の題名も一風変わっていまして、「空気男」「パノラマ島奇談」「蜘蛛男」「地獄の道化師」「三角館の恐怖」 「屋根裏の散歩者」「人間椅子」その他にもずいぶん在ったと思います。 題名に引き込まれましてパラパラッとめくりますと、さし絵が不思議な世界をかもし出していまして、不気味な道化師だったり、見たことも無いような楽園だったりしました。 興味本意にこれらの本を読みあさった事を思い出しました。 内容も絵に劣らず不思議な感覚をしました世界が漂っていました。 全体がなんともお色気を超えました、エロイ感覚で、しかも五感に迫ってくるような独特の乱歩の世界に引き込まれて行くのでした、怪しい空間に迷い込んだ感じになるのですね。 1925年に「D坂の殺人事件」と言う作品に明智小五郎が始めて登場したのですが、名探偵ではなくてまだまだ素人のようでぎこちない感じなのです。 乱歩の作品に「怪人二十面相」が登場しますのは、それより十年以上も時間が過たころでして、1936年になります、十年の間に明智小五郎も名探偵になっていたのですね。 映画のラインナップを見ますと「K-20 怪人二十面相・伝」の原作者が、北村想と書かれていたので、どう言う事なのかしら、江戸川乱歩じゃないのと思いました。 この方(北村想さん)を調べて見ますと、もともと劇作家、演出家なのですね、戯曲を手がけたりしまして、賞もずいぶん頂いている方なんですね、「想稿・銀河鉄道の夜」などを劇場公演されたりしているそうです。 小説「怪人二十面相・伝」は1995年に書き下ろされたものらしく。 江戸川乱歩の「怪人二十面相」を忠実に受け継いでいますが、伝とつくだけに、ある人物が怪人二十面相となっていく様が描かれているのですって、また、明智小五郎が欲に動かされて、ちょっと俗物的に描かれているところが、一つの答えに繋がっているようですね。 六〇年近くも経って、なぜ北村想さんは今、怪人二十面相をよみがえらせたのでしょうかしら、しかも怪人二十面相の正体までも暴いてしまうとは、江戸川乱歩の小説に影響を受けました私にはショックでした。 前おきはそのくらいにしまして。 「K-20 怪人二十面相・伝」の映画のお話でしたね。 妹の春奈と見に行ってきましたよ。 子どもの頃、わくわくして読みました、「怪人二十面相」がどのように描かれているのか、夢を壊さないでと祈るような思いで、来るべきではなかったかしらと思いつつ、上映を待ちました。 「太平洋戦争が起こらなかった、日本の架空の都市、帝都、階級社会はますます格差社会を広げていった・・・・・」 管理された帝都の街が上空からカメラで流して行きます。 その、ノスタルジックな街が私が描いていました乱歩の世界とオーバーラップしまして、正に昭和24年頃の雰囲気に安心しました。 主人公にサーカスの曲芸師、遠藤平吉役に金城武さん、レッド・クリフの孔明も良かったでしたね、格好いいですね。 そして、明智小五郎に中村トオルさん、とても硬派な感じです、明智小五郎の婚約者に財閥の娘、羽柴葉子に松たか子さん、とても活発なお嬢さんです。 怪人二十面相が今回狙うものは、無線送電装置テスラと言いまして、世界の何処にでもピンポイントで雷の数百万倍の高電圧を狙い撃ちしまして都市を消滅させてしまう装置です。 松たか子さん演じます葉子はその在りかのカギを握っているのです、そして怪人二十面相から葉子は狙われることになるのです。 パルクールと言う手法は007でもよく使われますが、この映画では、平吉が何故か泥棒修行のため、街の地図に一本の棒線を引いて、そのとうりに実際の街を一直線に全ての障害物を乗り越えて走り抜ける訓練なのですね、その最中に葉子が二十面相に襲われるところに平吉が遭遇します、葉子を助けるため、二十面相と壮絶な対決が始まります。 実は、二十面相もこの訓練を積んだ人物なのですね。 そして、平吉の武器は、國村 隼(くにむらじゅん)さん演じます、泥棒長屋のカラクリ師源治によって作ってもらいました、腕からワイヤーが飛び出します装置なのね、まるでスパイダーマンのようです。 この装置を使って二十面相と互角に死闘をする平吉は凄かったでした。 そしてこの映画の監督が女性とは驚きましたね。 しかも、脚本まで書かれたとは、佐藤嗣麻子(さとうしまこ)さんと言います。 彼女、二十代の時にロンドン・インターナショナル・フィルムスクールと言うところに留学をしていたそうです、本格的ですね。 2000年頃から色々なテレビドラマに監督や脚本家としましてずいぶん活躍されていたのですね。なるほどと思いました。 K−20を見終わりまして、感想ですか。 うー、映像スケールがとても大きくて、SFXの迫力は満点、スピード感があって無駄なカットが感じられなかったせいかしら、二時間が一瞬でした。 私が一番驚いたのは、二十面相がまさかあの人だったとは、私には伏線が見えていませんでしたので「えー、嘘でしょう」と信じられませんでした。 北村 想さんの「怪人二十面相・伝」ではPART2がありますが、映画K−20の続編はあるのかしら、楽しみにしたいと思います。 |
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